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佐藤和仁税理士事務所
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二月は逃げる
ふと気がつくと二月も最終週となりました。既に確定申告にも突入しており、まさに「逃げる月=二月」の本領発揮です。例年のこととは言え、この時期は適切に「法人課税の頭」と「個人課税の頭」を切り替えていかないとえらい事になります。三月決算法人の決算対策も固めるところは固めないといけないですしね・・・。
税理士のメインターゲットとなるお客様は、同族法人とその社長さん、ならびにご家族が中心だと思います。この場合、法人税の世界だけでは対応し切れません。法人は確かに法人税ですが、社長さんやそのご家族は所得税の世界、そして次世代への承継や財産移転は贈与・相続ですので相続税です。
ま、これは各納税主体に着目した切り分けですが、年末からこの時期にかけては、とりわけ「資産税」の話が頻発します。「資産税」とは相続税・贈与税・譲渡所得税です。この「資産税」の世界は、各納税主体相互間が絡み合い、かつ、時系列展開する場合が非常に多く有ります。いわゆる「相続対策」「事業承継対策」がこれです。
極論しますと「法人税(単体の中小法人)」「消費税」は単純です。ルーティンの繰り返しと言っても良いかもしれません。でも、「所得税」「相続税」はそうはいきません。一発勝負も間々ある上に、個人の取引としては金額も多額に上ります。その意味では「ここぞ税理士の腕の見せ所」なんです(嘆かわしいですが、試験科目としては「所得税」「相続税」を選択する税理士受験生が少なくなっています)。
今、手元の案件を俯瞰しますと、十数億単位の資産税案件がゴロゴロしています。4月からは信託銀行の紹介案件の受託も控えていますので、ますます「資産税」にどっぷり漬かりそうです。
何はともあれ、まずは確定申告・・・。でもって「去る月(三月)」も駆け巡る青春!(古いなぁ)。
投稿者: 佐藤和仁 日時: 2010年02月23日 17:26