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佐藤和仁税理士事務所
〒980-0811
仙台市青葉区一番町1-15-33
TEL 022-265-0231
税務会計だけが税理士の仕事ではない
世間は既にゴールデンウィークに突入しています。長い人になると16連休だとか・・・。私の事務所は暦通りなのですが、5月は3月決算法人の決算・申告の時期になりますので、恐らく何日間かは事務所(か自宅)で仕事をしています。読みたい本も溜まっておりますので、そっちにも目を通そうかな・・・と。
さて今日のテーマです。当たり前の話なのですが、税理士は税務に関する仕事を独占的に行える資格です。税務に付随して会計業務も行えます。この二つは基本業務で、他には社会保険労務士業務、法廷後見・任意後見の業務、会計参与、地方公共団体の外部監査、登録政治資金監査人・・・資格登録すれば行政書士業務もできます。一般的にはこのあたりまでが本業範囲かもしれません。
最近の私は、とある東証一部上場企業のお仕事をやらせていただいています。先ほど列記したような本来業務とはちょっと毛色の違う仕事です。経営分析・財務分析・業績管理・・・的な仕事です。これらの仕事は、何も税理士だけができる仕事ではありません。むしろ中小企業診断士さんとかの方がお詳しいかもしれません。この仕事をご紹介いただいたときは正直ちょっと躊躇もしましたが、何事も経験の賜物と思いお引き受けした次第です。
「経験」・・・そうです。この年になって今更思いますが、人間は自分が経験したこと以上のことは出来ません。読書やセミナー等で知識を補填し疑似体験することは出来ますが、やはり具体的な経験が無いと深いところまではいけません。自分が提供できるサービスは、知識量やその質もさることながら、具体的な経験に裏打ちされないと薄っぺらいものとなってしまうのです。
税理士試験に合格し、所定の実務要件をみたせば税理士として登録できます。しかし、それがそのまま「仕事が出来る」こととイコールではありません。昨今の資格ブームを煽るような風潮を見ていると、この事実からわざと目を逸らしているのか?と思うことが多々ありますね。
投稿者: 佐藤和仁 日時: 2009年04月28日 13:42