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税理士 佐藤和仁ブログ

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記帳の進め方

 

s_0120.jpg確定申告も目前に迫ってきましたので、今日は少し実務的なことを書きたいと思います。

 

個人であれ会社であれ、およそ商売をやっていく方にとって「記帳」は切っても切り離せません。「記帳」とは、読んで字の如く「帳簿を記入」することです。最近は、分かり易い会計ソフトも結構でてきていますので、鉛筆舐め舐め電卓たたく・・・という時代よりは楽になってきています。でも「会計ソフトを購入したから、帳簿もこれで大丈夫。」というわけにはいきません。黙っていても帳簿が出来上がるわけではありませんので・・・。

 

まず、最初にやるべきことは、商売の取引を預金取引・現金取引・その他の取引に分けて整理することです。

 

何よりもまず現金取引の整理、とりわけ領収証の整理です。これをスクラップブックや大学ノートなどに、日付の古い順にペタペタ貼り付けていきましょう。可能であれば、1日につき1ページとして貼っていくと後から会計ソフトに入力するときや集計するときに楽です。

 

次に、取引記録を印字済みの預金通帳に、その取引の内容をメモ書きしていきます。売上だったり、仕入れだったり、或いは、経費の支払いであったりすると思います。例えば、電気・電話などの口座からの自動振替により支払っているものの請求書・領収書は、現金で支払った請求書・領収書とは分けて整理します。

 

ここまでの整理整頓をした上で、会計ソフトに入力したり、あるいは出納帳に記入したりしていきます。最近の会計ソフトは「適用入力」と言いまして、例えば「JR運賃を現金で支払った。」とか「売掛金が普通預金に入金された。」という取引を選ぶと、自動的にその仕訳が入力できるようなものになっていますので、慣れてしまえばさほどの負荷は無いと思います。

 

「この取引にはどの勘定科目を使えば良いのか?」と言うご質問をよく受けるので、個人事業の場合の代表的な勘定科目(損益)を、 「確定申告/個人様」の「3.所得計算/ (7) 事業所得」 に載せておきますので、参照してみて下さい。

 

会計ソフトを使用せずに手集計される場合は、 「多桁式出納帳」 を使用すると便利だと思います。これは、縦軸に日付、横軸に代表的な勘定科目をセットした出納帳で、横の集計で日々の残高把握、縦の集計で月次残高把握ができる優れものです。ダウンロード用に2種類用意してありますので試しに利用されてみてはいかがでしょうか?

 

固定資産台帳とか売掛帳、買掛帳もあるに越したことはありませんが、極端な話をするとこれらは期末に正確な残高把握ができれば必要十分ですので、日々の記帳処理においてはある程度アバウトでも差支えないと思います。勿論、毎月正確な把握が出来たことに越したことはありませんよ。

 

何にせよ、まずは整理整頓からです。

 

投稿者: 佐藤和仁 日時: 2009年01月21日 10:54


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